お盆のときに送り火や迎え火をした経験はありますか?
私はまだやったことがないんです。
お盆の送り火についての疑問は、
・アパートやマンションじゃできないの?
・材料を集めるのが大変じゃない?
・決まり事が多そう
などということがあると思います。
そんな疑問について調べてみました。
この記事でわかることは、
このような内容でお届けしていきたいと思います。
知らなかった人必見です。
お盆の送り火や迎え火のやり方とは?
お盆は、私たちの先祖があの世から現世に戻ってくるとされる期間を指します。
正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ばれ、故人が生前に長く過ごした
場所(通常は自宅)に迎え入れ、その後の幸福(冥福)を祈ることが主な目的です。
お盆は、先祖への感謝の気持ちや敬意を示す期間でもあります。
ご先祖さまに対して供物を捧げ、彼らの霊的な存在を迎え入れることで、家
族や家の繁栄を願う儀式としても行われます。
お盆のときの送り火や迎え火のやり方をみていきましょう。
送り火・迎え火とは
迎え火と送り火は、家の門口やお墓でおがらを焚くことで行うことができます。
迎え火は、ご先祖様の霊魂を迎える目印として焚かれます。
家族や親族が集まり、家の門口で火を焚いて迎えます。これによって、
ご先祖様の魂が迷わずに家へ戻って来られるように導かれるのです。
送り火は、ご先祖様の霊魂を送り出すために行われます。
お墓や特定の場所で火を焚いて行われることが一般的です。
これは、ご先祖様があの世へと旅立つ際に見送り、
安全な旅路を祈るための儀式です。
迎え火は一般的には8月13日の夕方に行われ、送り火は
8月16日の夕方に行われることが多いです。
ただし、地域や家庭の習慣によって異なる場合もあります。
迎え火や送り火は、お盆の期間に家族や親族が集まり、
ご先祖様への感謝や思いを込めて行われます。
必要なもの
これらは火をつけるために使用します。おがらは麻の茎の皮をむいたもので、燃え広がりやすいため注意が必要です。地域によってはカンパや松明を使用することもあります。
焙烙はほうろく皿とも呼ばれ、素焼きの平皿のことを指します。これにおがらやカンパ、松明を置いて火を焚きます。
これらの道具は、お盆の時期が近づくとホームセンターや
100均、花屋などで購入することができます。
また、インターネット通販でも通年で販売されていますが、
お盆が近くなると配送に時間がかかる場合や売り切れて
しまう可能性もあるため、事前の準備がおすすめです。
もし準備が間に合わない場合は、自宅にある割りばしや耐熱皿などを
代用することもできます。
一軒家の家先で行う場合
戸建ての家の玄関先や庭先で迎え火や送り火を行う場合です。
- 焙烙のサイズに合わせておがらをハサミでカットします。
- 焙烙の上におがらを並べて火を点けます。
- 火が燃え始め、煙が出てきたら、合掌しながら火が消えるまで見守ります。
- 火が完全に消えたら、水をかけて火の始末をし、燃えカスを片づけます。
迎え火や送り火の際は、火が灯ると煙も天高く昇り、
その煙がご先祖様にとっての目印となります。
合掌しながら、「どうか迷わずに、ここがお家です。」とお祈りしましょう。
送り火の場合、一部地域ではナスやきゅうりで作った
精霊馬を一緒に燃やすこともあります。
合掌しながら、ご先祖様が無事にあの世へ戻られるようにお祈りしましょう。
注意点として、おがらの量や長さに注意してください。
おがらが多すぎたり長すぎたりすると火の勢いが増し、
煙が多くなる可能性があります。
マンションでも可能?
集合住宅、マンションの場合、火の取り扱いには管理規定を
厳守する必要があります。
そのため、共有スペースや自宅玄関前などでの行為は
なかなかできないことが多いと思います。
規定に違反しない範囲内であれば、戸別の庭スペースや
ベランダなどで行うことができます。
マンションなどの集合住宅なら、
盆提灯がおすすめで、盆提灯の明かりは、迎え火や送り火の
役割を果たしてくれます。
電気蝋燭などで点灯できるタイプの盆提灯を使用すれば、
火の始末や安全管理に気を配る必要がなく、安心して
準備することができます。
提灯を点灯する場所としては、玄関先やお仏壇の周りが
一般的ですが、リビングなどでも利用することができます。
ただし、他の住民の安全や迷惑に配慮する必要があります。
必ず管理規定やルールを遵守し、周囲の同意を得ることが重要です。
また、火の使用に関する法律や規制も確認しておくことをおすすめします。
送り火・迎え火で注意することとは
新盆は礼服で
一般的に、初盆の場合は遺族と参列者の両方が喪服(礼服)を
着用することが望ましいです。
忌明け後の法要では服装が緩くなる傾向がありますが、
初盆は初めてのお盆であるため、慎重に身を引き締めることが望ましいです。
ただし、地域やご家族の考え方によっては、平服で行う場合もあります。
どんな服装にしようか悩んだときには、
男性は無地のダークスーツに黒のネクタイ、女
性はダークスーツまたはワンピースを着用すると安心です。
地域の慣習やご家族の指示に従うことが最も重要です。
場合によっては、具体的な服装に関する指示があるかもしれませんので、
それに従って準備をすることをおすすめします。
また、法要に参列する際は、敬意を持ち、故人やご家族に対する
思いやりを忘れずに行動しましょう。
盆提灯の飾り場所は
盆提灯は一般的には精霊棚に飾ることが多いです。
もし精霊棚を作っていない場合は、玄関内部に飾るのが適切です。
外側に飾る場合は、共用部分になってしまう可能性があるため、
玄関の内側に飾ることが推奨されます。
また、ベランダや窓際にも飾ることができます。
ただし、火を焚くことは禁止されているため、提灯を飾る際には注意が必要です。
ただし、提灯を飾る行為自体は特に禁止されているわけではありません。
提灯は洗濯物を干すのと同じような扱いと考えることができます。
そのため、ベランダや窓際に飾ることができますが、火を点すことは
行わないようにしましょう。
特に初盆の場合、白提灯は外から見える場所に飾ることが
良いとされています。
そのため、ベランダや窓際に飾るのが適切です。
提灯を飾る際には、周囲の人々の迷惑にならないように注意しましょう。
集合住宅や共有スペースにおいては、管理規定や
ルールを遵守することが大切です。
こちらの関連記事もご覧ください。
まとめ
お盆の送り火や迎え火のやり方についてお届けいたしました。
集合住宅の場合は火の取り扱いはできないので覚えておくとよいですね。
またお盆について調べていることがありますので更新していきたいと思います。
このほかにもお盆に関する記事がありますのでよろしければご覧くださいね。
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